年末に凧を
12月28日
いつものように家で昼飯はどうしようか考えていたら、友達から凧市があることをラインで伝えられた。そういえば凧を作る側で参加してるやつがいた。どんなもんかまあまあ興味があったので行くことにした。時計は11:30ごろだったと思う。
凧市は日本橋で行われるらしい。上京して3年になるけれど、その時まで日本橋を訪れたことがなかった。麒麟の像がカッコ良かったね。
さて、凧市は2つのテントに網を横に張り凧がビッシリと網にかけられていた。風が揺れる度に凧が離れようとする。もしも誰も抑えなかったらテントごと飛び上がりそうだった。友人出した分の凧は私が着いた時には売り切れていた。儲けはそれなりだったらしい。友人の凧を買うつもりだったから、特に欲しい凧はなかったがまあ色々あった。竜と大きく一文字書き斜めに赤と青が塗り分けられた凧、竜の顔を描いた凧、歴史上の偉人を描いた凧、など。ぐるっと見て回り、偉人の描かれたものにしようと決めそのブースの前で悩んでいると、その凧の作者に色々と教えられた。「義経公はよく描かれるけど、兜を脱いだ義経公は珍しいよ。俺のオリジナルだから」なるほど、珍しいと聞くと無性に欲しくなる性質の私にとって、購買意欲を刺激するに充分だ。しかし、正月に揚げるつもりの凧をそんな風に決めていいのか?と悩む。ふと、視界の端に映ったほっかむりをした男に惹かれた。聞くとネズミ小僧らしい。偉人描くこと多いといえどもネズミ小僧は珍しいだろう。加えて今年はネズミ年だ。正月に揚げても大丈夫だろう。という訳でネズミ小僧を購入した。
凧購入後、近くに凧博物館があるらしいので行ってみた。
小さなビルの5階にギリギリ収まっているような体で、凧が押し込められていた。写真だと少し薄暗いけど、実際は陽光が窓から入っていた。お世辞にもいい環境とは言い難い。日光は収蔵物の劣化に繋がる。雑多な展示を見ると博物館というよりかはオタクのコレクションルームという方がぴったりな気もする。
とはいうもののこの展示数は純粋に凄い。日本のみならず世界各国のものまである。
上は津軽凧。下は蝉凧。蝉凧はとても揚げやすい凧。私でも揚げられる。これはあんまり蝉らしくないけど、蝉らしいのもちゃんとある。
鳥の形のものは害鳥除け?3枚目のやつはムカデ凧というらしい。ムカデ.....?
鳥のものは単純に綺麗。極彩色の羽はモスラを想起させる。
この4枚はどれも外国のものだった気がする。主にアジア系が多い気がした。
以下変わりもの
←????????????????
←青鯖が空に浮かんだ様な顔しやがって(カツオです)
これ鳥取でしょ絶対
展示物の後ろに展示物があったり、天井にも凧が飾られているから行く時には注意して見てね